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大阪テクノマスター制度

弊社製造部技術講師 藤本が平成15年度『大阪テクノマスター』の1人として認定されました。

大阪市ではものづくり産業を支えている優れた技能の継承、発展を図るため平成15年度より「大阪テクノマスター制度」を創設し、大阪市の次代のものづくりに寄与する取り組みを行っている優れた技能者を「大阪テクノマスター」として認定顕彰されていますが、初年度は機械金属関連産業の七名中の一人として当社の藤本公夫が認定されました。
[ 大阪市経済局/お知らせ・報道発表/平成15年度「大阪テクノマスター」の認定について⇒ ]




(大阪市経済局産業振興部都市産業課ものづくり支援係発行資料より)
テクノマスター記事
現場一筋で磨き上げた治具・精密機器の組み上げと調整技能を次の世代に


藤本 公夫 氏

製造部技術講師。昭和38年入社。昭和61年大阪府技術改善功労者表彰。平成12年大阪市優良従業員賞表彰。

藤本氏は精密機械・治具の組立てと高度な調整を得意とする東亜精機工業(株) の技術陣のリーダー的存在。各部品を組み合わせ高精度に仕上げるのはもちろん、寸法通りに完成して精度が出ない場合でも、図面無しで最終調整ができる技能を有している。

図面では描けない寸法を読み取り精度を具現化する希少な名人芸

「鉄はデリケートな素材で、温度など製造現場の環境や加工・切削する際に当てる刃物の振動だけでも内部は微妙な変化を起こします。従って、鉄を使った精密機械・治具の組立ては、加工した部品を積み重ねていく過程でどうしても誤差が生じます。そこでどのように対応するかが、我々技能者の腕の見せ所になるんですね。」と語る藤本氏。図面にかけない線や表現できない精度を引き出すことに長けた同氏の希少な組立て技能は、多品種少量生産時代にマッチする東亜精機工業の技術スタッフの中でもひときわ異彩を放ち、中心的な存在として大車輪の活躍を続けている。


現場で掴んだ技能の引き出しに海外の顧客も驚嘆

同氏の高度な組立て、調整技能は、入社以来ほとんどの製造部門を経験した中で培われたもの。最近では設計段階から加わり、設計者に今までの豊富な経験から導き出される貴重なアドバイスも送る。同氏の金言が工程数の削減につながり、コストダウンと納期短縮を実現させている。また、アフターケアでも優れた能力を発揮。単身で渡米し、作動しなくなった精密機械を前に何とその場で修繕するという離れ業をやってのけた。機械を分解して持ち帰り、修繕は同氏が帰国してからと推測していたアメリカの顧客を驚嘆させ、「ついでに新規の仕事も受注して帰ってきました」というエピソードも残っている。


ものづくりの厳しさと喜びを後進に伝えたい

現在、同氏の社内での肩書きは製造部技術講師。外部専門機関での技術研修とOJTを相互に関連付けて人材育成を行うという同社の方針のもと、現場の最前線に立ち、製造工程の管理と後進の育成に情熱を傾注している毎日だ。テクノマスター認定後はより一層力を入れて指導に当たりたいと張り切っている。「苦心して組み上げた精密機械が動き始めた瞬間は何物にも代えがたい貴重な経験でした。その感動が技能を磨く原動力になったと思います。しかし、ものづくりは仕事ですから、喜びだけではなく厳しさも伴います。コストをかけずに短期間で組み立てて高い精度を引き出す。これが原則です。この意識付けを若い人たちに徹底して技能継承に励んでいきたいですね。」




大阪市経済局産業振興部制作のDVD「大阪テクノマスター」で平成15年の大阪テクノマスターの一人として選ばれた弊社藤本が紹介されています。
←パッケージをクリックすると藤本紹介部分の動画が再生されます。